NARUTO
〜九妖忍法帳〜 12話目
―???―
「ねぇ・・・起きて♪」
「ん・・・・・・アンコ?」
体を揺すられて目を覚すと、腹の上にアンコが跨っていた。
「お前・・・・・・何て格好してんだよ・・・」
「そそるでしょ?」
片手で髪をかき上げながら、舌で自分の唇を濡らすアンコ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、そそります」
仕草もそそるが、もっとそそるのはアンコの格好。
上半身は異様に丈の短い黒のタンクトップ一着。
ノーブラであります! 服の下からチラチラと乳が見えているであります!
そして下は同じく丈の短すぎる白いジーンズ。こちらは意図的に破いた形跡がある。
アンコは俺が包まっているシーツ越しに跨っているのだが、この感触からして9割方ノーパンだ。
これはもう、どっからどう見ても誘っているとしか思えない。
『犯っちゃって下さい』と体全体でアピールされて、放っておく気などない。
「あん!」
本能の赴くままに美味しく戴こうと、寝そべったままでアンコを抱き寄せてから上半身だけを起こす。
自然に体からシーツがスルリと落ちて、自分の傷だらけの体があらわになった。
これは俺がガキの頃についた古傷だ。
俺の回復力は常人のそれとは桁が違うので、大抵の傷なら一晩寝れば塞がってしまうし傷跡も残らない。
だがそれはひとえに、玉藻の影響で偶然俺に備わった上級妖魔のチャクラによるもの。
今でこそ自分自身で異常治癒力を備えるそのチャクラを有しているが、当時は玉藻のチャクラによってそれを賄っていた。
なので玉藻が俺を殺そうとしてた頃の1年間は、玉藻が意図的にチャクラの供給をカットしていたので里の奴等につけられた傷が残ってしまった。
玉藻はそのことをとても悔やんでいるようだが、俺は別に玉藻を怨んではいない。
傷をつけたのは里の連中であり、封印された玉藻が俺の傷を治す義務などなかったわけだし。
でも傷を見られて色々と聞かれるのも面倒なので、昔から外を出歩く時は半袖の服は着ないようにしている。
夏場は少々暑いが、それ以外は不自由する事も無いのでどーでもいいっちゃー、どーでもいい。
まぁ、とにかく自分が裸で寝ている事に気がついたのだ。
手間が省けてちょうど良かった・・・・・・・・というかアンコに欲情してそれどころではない。
だから深く考えるのは止めといた。
「う・・・あ、はぁん!」
服の下から手を潜らせ僅かに触れただけで、アンコの口から切なそうな吐息が漏れる。
巨乳は感度が悪いとか言うが、アンコは例外で微かな刺激にも敏感に反応してくれる。・・・・・・・・・玉藻と紅さんもだが。
ただ首に回された腕に力がこもり、骨がメキメキと音を立てている。
もう少し手加減してほしいものだ。
「はぁはぁはぁ・・・・・・・・・・・・・・・どーしたの?」
しばらく胸の弾力に夢中になっていたが、ふと違和感に気付き手を止めた。
3秒ほど目を細めた後、自分が何に違和感を感じていたのか理解し目を見張った。
ホワ〜イ? 此処は一体?
・・・・・・・・・今居る所が何処なのかまったく分らない。
見覚えの無いベッドに見覚えの無い部屋。
まず俺が寝ているベットは、一度に10人は眠れそうなほどデカイ。
寝心地は俺が使ってる物とは比べ物にならない上に、マットの弾力もシーツ肌触りもまさに雲泥の差がある。
しかも、枕元には背もたれなんかが付いててメッチャ高そうだし、やっぱりこのシーツだけでも相当高いだろーなぁ。
で、肝心の部屋の方は・・・・・・・・・。
和風の造りで二十畳はゆうに超える程広く、渋い装飾が施された煌びやかな部屋だ。
薄暗い部屋の端には灯りが点々と置かれていて、穏やかな光についつい魅入ってしまいそうになる。
その灯りに照らされて、揺らめく自分の影がどこか神秘的な雰囲気。
人によっては妖しいとも感じるだろう。
・・・・・・・・・間違いなく自分の家じゃない。
「・・・・・・此処は?」
「さぁ、どこだと思う?」
アンコは質問には応えず、頭1つ高い位置から覗き込む様に顔を寄せる。
「アンコ、どこなんだ?」
「ふふふ・・・・・・。 ヒ・ミ・ツ♪」
「いや、ヒミツってお前・・・・・・まぁいいか」
特に嫌な予感もしないし、例え敵に襲われても気を張ってりゃ2km四方は感知(人物の特定は1kmから)出来るし・・・・・・・・平気だよな。
それよりも、お預けくらってずっとアンコを抱えてたんでムラムラしてきた。
あ〜我慢できそうにねーな、こりゃ。
アンコのおかげで、息子はバキンバキンであります。
さっきは勢いに任せてヤるつもりだったが、よく考えたら折角いい雰囲気の場所なんだし口説いてからヤルべきだよな?
「ん・・・ちゅ・・・・・・はぁ・・・」
だが、人が気を遣って真剣に考えているのに、胸元から首筋にかけてアンコが舌を這わせてきた。
「ねぇ・・・・・・気持ち良い?」
紅潮した頬。 潤んだ瞳。 濡れた唇。 甘ったるい吐息。
これは続きをご所望ですか? そうなんですね? そうに違いない! だったら応えましょう!!
「ああ気持ち良いぞ、アンコ」
指先で頬を撫でてやるとアンコの目蓋が下りたので、ゆっくりと互いの唇を近づける。
「主よ水を注してすまぬが・・・、私も居るぞ?」
あと少しで唇が触れ合うところまできて邪魔が入った。
「玉藻?」
俺が隣に目を向けると、いつの間にかそこに玉藻が座っていた。
・・・・・・・・・・・・油断して無かったのに気配感じなかったぞ?
「もー・・・・・・声掛けるなら、今じゃなくてもいいのに・・・・・・」
アンコが不満げな声を上げ、俺の胸に体をあずけながら玉藻を恨めしげに睨む。
「ははは、すまぬ。 ・・・だが、抜け駆けは些か関心できんな」
玉藻は悪びれた様子も無く、むしろ挑戦的な目でアンコを見据え、俺の右腕に体を密着させた。
「別に良いじゃない・・・、アンタは昨日散々可愛がってもらったんだし」
「その途中で割り込んできたのは、何処の誰であったかな?」
「う〜〜〜! 悪かったわよ・・・・・・だからって邪魔しないでよね」
「次からは気をつける、許せアンコ」
お互いに頭を下げて、2人とも過去は水に流したようだ。・・・・・・・・・・・・ただ、会話の最中に俺を撫で回すのは止めてほしかった。
「じゃあ・・・・・・今日は一緒に・・・ね♪」
「フッ、そうだな。・・・主、聞いての通りだ。よろしく頼む♪」
2人して頬を染め、俺にウットリとした顔を向けてくる。
「・・・・・・・・・おい」
何を勝手に決めとるんだこいつ等は・・・・・・・・・?
それ以前に玉藻は何でチャイナドレス着てんだよ? いや恐ろしいぐらい似合ってるけど・・・。
身に着けた赤いドレスはスリットがきわどく、胸の部分がとてもきつそうだ。
ところでチャイナドレスの『チャイナ』ってどう言う意味なんだろ?
国名? でもそんな地名は、五大国をくまなく探しても見付けられないんだが・・・・・・はて?
・・・・・・・・・どうでもいいな、そんなことは・・・・・・・・・うん、気にしたら負けだ。
「玉藻! そんな服どっから持ってきた!? つーか、お前等2人同時はさすがにキツイって!」
「男が細かい事をイチイチ気にするな。 ・・・・・・それとも、主は女に勝負を挑まれて逃げるような腰抜けだったのか? ん?」
疑問、講義、どちらとも取り合ってもらえなかった。
それどころか、チキン呼ばわりされて鼻で笑われた。
「何? 震えてんの? ほらービビって無いで、は・や・く♪」
密かに怒りに震えていたら、膝の上に跨ってるアンコが短い上着をギリギリまでたくし上げて、更に煽ってくれやがった。
もちろん俺はキレた。
・・・上等じゃねぇか・・・・・・泣いて謝ってもゼッテー許してやらねぇ!
2対1と不利な状況だが、ここで逃げたら男が廃る。
「その態度・・・・・・・・・2人とも後悔すんなよ」
「きゃん!」
「くうっ!」
格の違いってやつを教えてやるために、宣戦布告の言葉と同時に2人を乱暴に抱き寄せた。
だが、
「2人じゃなくて3人よ、ナルト♪」
ここで予想外の人物が乱入。俺はまたも気配を感知できなかった。
「紅さん!? どうしてここに!? ・・・・てか何で紅さんまで、そんな格好してんの!?」
今度の衣装は白一色の浴衣。
大きくはだけた胸元と、チラチラと裾から見え隠れする太股が艶かしく、アンコ・玉藻とは違った色気がある。
髪型も普段と違い、いつもは流している髪をきれいに結い上げている。
あらわになった紅さんのうなじを見て、自分の動悸が激しくなるのが分かった。
「あら、似合ってないかしら? コレ、自分でも結構気に入ってるんだけど」
浴衣の袖をつまんで、つま先立ちでクルリと一回転して見せる紅さん。
「いえ! 今すぐにでも犯し・・・・・・ゲフン! ・・・とっても綺麗だよ」
あ、あぶねぇ! ストレートにぶっちゃけそうだった・・・・・・!
「おぬしも混ざるのか?・・・いや、愚問であったな。その格好を見れば誰でもわかるな」
「ふふっ♪ 今日だけは仲良くしましょうよ、ね? ナルトもそう思うでしょ・・・・・・いいえ、く・よ・う♪」
「!!・・・・・・く、紅さん!?なんでそれを!?」
正体がバレて動揺する俺。
「さぁ? どうしてかしら?」
だが、紅さんは気にも留めずベッドの上を四つん這いで這ってくる。
そのまま俺の左腕にしがみつき、それを見て玉藻が肩を竦めながらため息を吐いた。
しかしさっきから黙っていたアンコが、紅さんに見せ付けるように俺の顔を自分の胸に埋めたので、俺の脳裏に正月の悪夢が再び甦って来た。
「アンコ・・・ずるい〜! 独り占めしないでよぉ!」
「だ・め・よ! ちゃんと順番は守んなさい。 最初は私から!」
しかし、心配は杞憂に終わった。アンコも紅さんも戦意は無いようだった。
「あ〜あ、紅にもナルトの事バレちゃったわね・・・・・・。 これでナルトの女は3人になったわけね・・・・・・まー、仕方ないか」
「私は紅であれば、歓迎するぞ」
アンコと玉藻にとって、俺の正体がバレた事はさほど重要ではないらしい。
何か1人だけ焦っているのが馬鹿らしくなってきた。
それにしても、紅さんとアンコはいつの間に仲良くなったのだろう?
アンコは俺の初体験の相手が玉藻だと知って以来玉藻との仲は認めてくれたが、紅さんとの仲だけは頑として認めてくれなかった。
アンコ曰く、
今後、アンタが何人女をつくろーが、私は一切口出しする気はない。
玉藻があんだけドーンと構えてんのに私が目くじら立ててたら、自分に自信が無いみたいで癪じゃない!
てゆーか! そんな事言ってたら私が玉藻に負けてる気がすんのよ!!
アイツがこの間何て言ったか知ってる!? 知らないなら教えてやるわよ!!!
『たとえ主が千人の女を囲っていたとして、その女共がどれだけ主に尽くそうとも、所詮は無駄。井の中の蛙の一番争いに過ぎぬ。
何故なら主が最も愛しているのは私。 主を最も愛し理解しているのも私だ。 他の者の付け入る隙間など何処にも在りはせぬ。
何せ私は、主が生まれた時から共に在り、文字通り主と心を共有してきたのだからな。 主のことで知らぬ事など無いわ!
フッ、今更他の女などオカズの足しにもなるまい。 まー、おぬしとて例外ではないぞ? ・・・アンコよ』
なんて嫌味ったらしくヌケヌケとほざきやがったのよ!! あんの女狐がッ!!!
とゆーことで! 他の誰に手を出そうとも構わないけど・・・・・・・・紅だけは絶対に許さないからね!!
あん!? どーして紅は駄目なのかって!? どーしてもよ!!!
と・に・か・く! 紅以外の女に関しては私は文句は言わない!! 分かった!? 返事は!!?
と、器がデカイのか、ただの意地の張り合いなのか、いまいち判断に困ることを言っていた。
それがどんな心境の変化なのかは知らんが、2人の仲が良くなったのは俺も嬉しい。
この際文句を言うつもりはないのだが・・・・・・・・・、
「つーことは、3対1になるんでしょうか?」
俺は冷汗を垂らして恐る恐る聞いてみた。
「もちろん♪ ・・・・・・たっぷり可愛がってね?」
上着を捲ってダイレクトに乳を押し付けてくるアンコ。
「皆、主に期待しておるのだぞ?」
上目遣いで俺の胸板を丹念に撫で回す玉藻。
「不束者ですが、よろしくお願いします・・・・・・旦那様♪」
袖で口元を隠し、俺に寄り添う紅さん。
絶世の美女達が三者三様に頬を染めて誘ってくる。
俺の喉がゴクリと音を立て、躾のなっていない息子は反抗期に突入! 理性の配線なんぞとっくの昔にショートしてますよ!!
ここまでお膳立てされて何もせずに終わる様なら、男をやめろ! つーか、むしろ切り落とせ!!
「・・・・・・・・・・・・戴きます」
ええ、もちろん襲い掛かりましたよ。 ・・・・・・何言ってんですか? 当たり前じゃないですか。
右手を玉藻のスリットの内側に、左手を紅さんの胸元に、正面に跨るアンコの胸を舌先で、3人まとめて攻め立てる。
玉藻は羞恥に震え、紅さんは素直に快楽を受け入れ、アンコはムキになって反撃してくる。
反応はそれぞれで、その違いを見比べるのもまた楽しい。
最初は不利かと思ったが、実際にヤって見るとそうでもなさそうだ。
この調子でいけば十中八九俺の勝ちだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ナルトー!私達も混ぜなさーい!」
「・・・ごめんね、ナルト君・・・そ、その・・・私達も一緒に・・・・・・」
こういう欠片も予想していなかった邪魔さえ入らなければ。
何でいのとヒナタがここにいんだよっ!! てか、何でお前等まで気配がねぇんだよ!!
俺はこの時、自分の忍としての才能に本気で疑問を抱いた。
ちなみに他の3人はコトに熱中していて気取れなかったようで、大きく胸を上下させながら焦点の合わない目をいのとヒナタに向けている。
だがそんな事よりも、こいつ等今何つった!?
「私達も混ぜてって言ったのよ?」
声に出した覚えは無いのだが、俺の疑問に平然と答えるいの。
「・・・・・・・・・お前等、自分達が何言ってんのか分かってんのか?」
俺は眼光に怒気を込めて、2人を睨む。
女好きの俺だが、手を出したからには必ず責任を取るつもりだ。
もしアンコや玉藻や紅さんとの間に子供ができても、その時は喜んで産んでもらうし責任を持って育てるつもりだ。
だが、こいつ等の場合はそれ以前の問題だ。
まだ碌に体も出来上がってない子供相手に、そんなマネは絶対にできん!
こいつ等の歳で妊娠なんてしたら、流産するに決まってる!
運良く出産に成功したとしても、母体に負担が掛かって下手をすれば命に係わる。
『中絶すれば良いじゃん?』、なんぞとぬかす奴は今すぐ死ね! というか俺が殺す!!
「わ、私達だってそれぐらい分かってるわよ!!」
「・・・ナ、ナルト君・・・! 私達も本気なの!!」
2人は震えながらも、俺の目を見据えて懸命に言葉を返す。
2人の表情は真剣なもので瞳からは確固たる意思が感じられるが、それでも認めるわけにはいかない。
「駄目だ!・・・・・・お前等、子供産めるような体じゃねぇだろ・・・・・・最低でも、15になるまで待て!」
いのとヒナタから顔を背けて、吐き捨てるように最後通告をした。
俺に好意を向けてくれた2人に、こんな態度を取るのは正直気が進まないが、これで諦めないなら強制的に眠ってもら・・・・・・・・・
う・・・って?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?
「ナルト君・・・何言ってるの?」
「そうよ、私達今年で18よー?」
18? お前等いつの間にそんなデカくなった?
目を放した隙にいのとヒナタの姿は、可愛らしい少女から綺麗な女性へと変貌していた。
2人の言葉通り、確かに10代後半の姿だ。少なくとも俺よりは確実に年上に見える。
元々顔立ちは整っているし、2人が成長すればいずれはこうなるのだろう。
出るトコ出て引っ込むトコは引っ込んでて、スタイルは文句無し。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・実に美味しそうに育っている。
初めは変化を使っているのかと思ったが、そうだとしたらチャクラの流れで分かる筈だし・・・・・・その可能性は無さそうだ。
さらに数秒前は普段通りの格好だったのだが、今の2人の格好は・・・・・・・・・。
いのが裸エプロンとマニアックなものに、ヒナタは大きめのYシャツ一枚とこれまたマニアックだ。
もう、何が何だか分からない・・・・・・。
「私達がウソ吐いてないって分かった?ねー・・・いいでしょー?」
「・・・や、やさしくしてね・・・?」
モジモジとベットの端で、俺の許しを乞う大人版の2人はアンコ達に負けず劣らず色っぽかった。
2人の齢のこととか、ここが何処なのか?とか、絶対にオカシイと思うべき状況なのに、何故か俺の頭に疑問は浮かんでこなかった。
イカン、配線残ってねぇから代わりに頭の血管が切れる!
何か人として大切なものを失った気がしたが、年齢制限をクリアーした2人は俺の欲望の対象となったわけでして・・・・・・・・・。
「これで5対1・・・・・・覚悟して下さいね?旦・那・様♪」
「ふふっ・・・偶には主も敗北を味わった方が良いぞ?」
紅さんと玉藻が、左右から両腕をロック!
「私達初めてだから、ナルトが教えてね♪」
「・・・私も、一生懸命頑張るから・・・」
続いていのとヒナタが両足をロック! これで動きは完全に封じられた。
どーでもいいが、何故に胸を擦り付ける? そんなに襲われたいのか、お前等?
止めとばかりに、ずっと馬乗りになってたアンコが頭をロック!それも俺の顔に乳を押し付けて・・・・・・・・・。
そこでプツン! っと良い感じの音が聞こえた。
面白ぇ!! 全員穴だらけにしてやる!!!
狼となった俺は、欲望に任せて5人に襲い掛かった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「むにゃ・・・・・・玉藻、もうお終いか?・・・・・・・・・ほらアンコ・・・へばってないで・・・紅さんそんなにいいんですか・・・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ト!」
「そうそう・・・もっと舌を使って、じっくりと隅々まで・・・・・・いの・ヒナタ・・・2人とも巧いぞ」
「・・・・・・ト・・・・・・ルト!」
「ん〜〜・・・・・・慌てんなって・・・・・・順番に可愛がってやるから・・・・・・」
「ナルト―――!!!起きろって言ってるでしょーが―――!!!」
「はっ!!」
盛大な金切り声に目を開けると、煌びやかな部屋のフカフカのベッドではなく、淋しい演習場の硬い地面で横になっていた。
上を見上げると5人の美女達の代わりに、色気の足りねぇ小娘・・・・・・・・・春野が俺の眼前に仁王立ちしていた。
「アンタ!! 他人が眠たいの我慢して起きてるのに、何1人だけ寝てんのよ!?」
春野は両腕をグルグル振り回しキーキーと喚いている。
俺、寝てたのか? じゃあアレは夢? アノ素晴らしき桃源郷が!? ・・・後チョットでフィニッシュだったのに・・・。
俺を禁断の花園から叩き起こしてくれた春野がかなり恨めしかった。
「なにガン垂れてんのよ!?」
別にそんなつもりは無い。
なんだか、いじめっ子に玩具を盗られた子供の心境だ。
「いや・・・、ただ後5分だけ起こさないでほしかった・・・・・・」
「いつまでグチグチ言ってんのよ、ったく! それにカカシ先生は何やってんのよ!!」
カカシ? ああ、そうか。今日はサバイバル演習だったな。
昨日の昼から玉藻に仕置きやってて、今日の演習に遅刻するとマズイと思ったから夜の内に移動して、アンコも混ざって3人で演習場でヤってたんだよな・・・・・・。
アンコは早朝に仕事あるって途中で帰って・・・・・・・・・、俺と玉藻はそのまま明け方に寝ちまったみたいだな。
んで俺は今まで寝てたってことか・・・・・・・・・なるほどな。
しかしカカシはまだ来ねぇのか? 集合時間は6時だったよな? ・・・・・・もうすぐ昼だぞ?その証拠に太陽が真上に差し掛かってる。
俺は眠れたから良いが、起きて待ってた春野とうちははさぞ不機嫌だろう。
まぁカカシが来るまで座っておこう・・・・・・ってか、朝勃ちして立てねぇ。
《卑猥な夢を見おって・・・・・・昨日アレだけ私の肢体を貪っていながら、まだ足りんと言うのか・・・・・・》
上体だけを起こして服に付いた埃を払っていたら、呆れた様な玉藻の声が頭の中に響いた。
―玉藻? お前、家に帰ったんじゃなかったのか?
俺は姿の見えない玉藻に心の中で言葉を返した。
玉藻の姿が見えないのは、玉藻が俺の腹の中にいるからだ。
前に言ったように、封印の効力が切れて以来玉藻は俺の中を自由に出入りしているのだ。
詳しい理由は分からんが玉藻が俺の内側に居る時はお互いに心を共有しているようで、思考や感情の動き、さらには夢の内容まで手に取るように感じることができる。
それによってこの状態の時は、2人での念話が可能となっている。
《・・・・・・・・・主のせいで足腰が立たぬ、故にこうして腹の中で体を休めておるのだ。・・・・・・少しは加減というものをだな・・・》
―こら! まるで人をケダモノみたいに・・・・・・あんなに気持ち良くしてやったのに・・・・・・嫌ならもうしてやらんぞ?
非難がましく嫌味を言ってくる玉藻に意地悪く問い掛けてみる。
《だ、誰もそんなことは言っておらん!! た、ただ・・・その・・・・・・次はやさしく・・・・・・》
玉藻の感情の動きと、思い浮かべたイメージが俺に流れてきた。
見えたのは昨日の・・・・・・・・・まぁ、お楽しみの様子だ。
ちょっとアブノーマルなプレイだったが、玉藻も嫌ではなかったようだ。
―ククク、冗談だよ。 お前の今の姿が見えねぇのが残念だな。
《主!!》
語気を荒くして食って掛かってはいるが、玉藻から感じるのは動揺・羞恥・安堵の三つで、怒りなどはまったく感じない。
日常生活では玉藻に振り回されてることだし、こんな機会ぐらい反撃しても罰は当たるまい。
俺はカカシが来るまで玉藻との会話で時間を潰すことにした。
・・・・・・・・・・・・それにしてもアノ夢は実に惜しかった。
俺は密かに『正夢になってほしい』と、全然信じていない神様にお祈りを奉げたのだった。