NARUTO
〜九妖忍法帳〜 01話目
俺・・・【うずまき ナルト】14歳♂は、忍者アカデミーに通う忍者の卵だ。
同時にアカデミー在籍5年のキャリア?を持つ、ある意味ベテランでもある。
忍者アカデミーとは、読んで字の如く忍者を育成するための教育機関。
5歳から12歳のガキ供が、日々忍になるための勉強をしている。
そして年に1度の卒業試験をパスして、その後行われる下忍選定のサバイバル演習に合格し、初めて忍として認められる。
普通アカデミーは早い奴で1年、そうでない奴でも3年で卒業し下忍となるのだ。
よって在籍5年目の俺は、アカデミー史上最年長と言う訳だ。あっはっはっは。
自慢じゃないがアカデミーの卒業試験すら通った事が無い。
おかげでアカデミーの連中から万年ドベ・ドベキング・ダブリン坊将軍という大変ありがたい称号を頂戴した(泣)
・・・・・・誤解のない様に言っとくが、ワザとだ。
理由があって万年ドベの落ちこぼれを演じているだけなのだ。
そしてその際には口調を変え、『〜だってばよ』と独特な語尾をつけるようにしている。
ふふふふふ・・・・・我ながら完璧だ!
それはおいといて・・・。
長年の演技によって、周囲の奴等は俺のことをバカで騒がしい奴としか思っていないが、
実際には十年前からジィさん・・・三代目火影直属の暗部として働き、任務の際には狐の面を被り【九妖(くよう)】と名乗っている。
だが本来この里の暗部の仮面は干支十二支を模したもので、それ以外の着用は許されていない(俺は例外)。
特に14年前から木ノ葉にとって狐は禁忌であり、九という数字も縁起が悪いとされているので、九の付く暗部名も狐の面ももっての外である。
しかし俺はそのどちらにも色々と縁があるのだ。
すべての始まりは14年前。
木ノ葉の里が妖魔、九尾の妖狐に襲われる事件が起こった。
一応里も応戦したらしいけど、相手は最強の妖魔である九尾。
全く相手にならずに壊滅寸前まで追い込まれたみたいだ。
そこで当時木ノ葉最強の忍だった四代目火影(俺の親父らしい)が、その命と引き換えに九尾を封じたのだ。
・・・・・・・・・そう、俺の腹の中に・・・(怒)
親父が生きてたらぶん殴ってるな、多分・・・いや間違いなく。
とにかく、封印の受け皿となった事で里の連中は俺が九尾、もしくはその生まれ変わりだと思ってる。
そうでない連中は狐の器ぐらいにしか見ていない。
おかげで俺は物心付いたときから、命を狙われて生きる羽目になった。
大体俺と九尾は別物だっての!
それなのにあの連中と来たら毎日!毎日!
殴るわ!蹴るわ!石は投げるわ!フクロにするは!
忍連中は斬りかかって来るし、・・・ああ、毒盛られたこともあったな。
・・・・・・・・・よく生きてたな俺。(汗)
当たり前だがそんな環境で普通の子供が生きていける筈がない。
だから俺は生きるために死に物狂いで強くなった。というか強くならなきゃ死んでたな。
そんなこんなで気がつけば4歳のころには暗部クラスの力を持っていた。
んで今現在の実力は五影を超えてたりするんだよなぁ。
もし1人で木ノ葉と戦争したとしても多分勝てると思う。
・・・・・・・ホントだよ?
ちなみに今でも命を狙われているし、里の嫌われ者だ。
でも悲観はしていない、何事にも例外と言うものがある。
こんな俺にも暖かく接してくれる人たちがいるのだ。
俺はその人たちのためにも、ドベを演じなければならない。
俺の実力が知れると、里の馬鹿共は総力を挙げて殺しに来るだろう。
皆殺しにするのは簡単だけど、それをやると俺の大切な人たちが悲しむ。
・・・・・・・そんなのは嫌だ。
だから我慢してアカデミーに通い、ドベのフリをしているというわけだ。
だが実力を隠すためだけではなく、アカデミーに通っているのはもう一つの理由があるからだ。
それはジィさんに頼まれた任務なのだ。
任務内容は、
―アカデミーに通う血継限界、
及び秘伝・秘術を伝える名家、旧家の護衛を命ずる。
またそれを狙う他国の忍があれば速やかに排除もしくは抹殺。
・・・・・・だそうだ。
去年は木ノ葉最古の血継限界・白眼で有名な日向の分家の護衛・・・・・・名前なんだったけ?
まぁ1人しかいなかったから、楽だったけどさ・・・・・・
でも今年はやたら数多いんだよな。
【うちは】・【日向】・【油目】・【犬塚】・【奈良】・【山中】・【秋道】・・・。
なんで俺1人にやらせるかなぁ?
他はともかく、うちは一族きらいなんだけどなぁ・・・
あっ、一人の例外を除いてね。
それでも不満であることは確かだ・・・が、ジィさんには色々と借りがあるから断れない・・・・・・・
・・・・・・加えて言うなら、自分自身の目的のためにも。